トリマーは犬を飼うべき?それとも飼わなくてもプロになれる?

これからトリマーの資格取得を目指したい、トリマーの専門学校へ進学したい、就職を期にトリマーとして一人前になりたいと思った時、「だから犬を飼わないと」という声をよく耳にします。

専門学校の中には、自分の専属カットモデルとなりうるように犬を飼う事を積極的に推奨している学校もあります。中には、学校でモデル犬として飼っている犬を生徒に譲渡していることも珍しくありません。

本当にプロとして一人前になる為には、犬を飼わなければならないのでしょうか?

どのようなトリマーになりたいのか?自分の将来像を見極めよう

トリマーが犬を飼う理由として、「犬の事をもっとよく知るように」「カットの練習が出来るように」「手の感覚が鈍らないように常にハサミを動かせるように」などがよくあげられますが、この考え方には一長一短があるといえます。

もちろん、プードルやシュナウザーのように高いカット技術が必要とされる犬種を自身で飼う事で、自宅でもカットの練習が出来る、犬の特性を理解する事が出来るでしょう。

ですが、仕事や学校で日中毎日のように、ハサミを動かし、犬を扱っている状況で、さらに休日に自宅で自身の犬のカットをとなった時、本当に楽しく、前向きに取り組むことができるのでしょうか?伸びてしまった毛が気になるから、仕方なくということになりませんか?

技術向上のために犬を飼うのであれば、前向きに取り組めるかどうかをしっかりと考えてみましょう。

また、もし将来プードルをドッグショーに出したい、シュナウザーでトリミング競技会に参加したい、特定の犬種専門のトリミングショップを開店させたいという夢があるのであれば、逆にその犬種をとことん知るために飼育するという事も必要でしょう。

飼わない事で、先入観がないという効果も

街を歩いていて、自身の飼っている犬種と同じ犬種を見かけた場合、思わず目で追ってしまいませんか?気が付けばテレビや雑誌、WEBと特定の犬種の情報ばかりが入りがちになる事も。これは飼い主であれば当然の事です。

「犬が好き」だからトリマーになったという方も、「○○という犬が好き」という具体的な犬種がきっとある事でしょう。

ですが、トリマーとして仕事をするうえでは、犬種ごとの得意、不得意がない事がかえっていい方向につながる場合があります。色々な犬種の情報やカットスタイルに目が行くからです。

「トリマーだから」という固定観念にとらわれる事なく、自分らしいスタイルを見つけてゆきましょう。

 

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大谷 幸代

大谷 幸代愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケアアドバイザー

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