猫にしつけは不要ではありません。トイレのしつけはしっかりと。

最近では、犬よりも猫の飼育頭数の方が増えているという統計データが発表され大変話題になりました。
以前はペットといえば犬が主流でしたが、散歩不要、しつけ不要という事から猫の人気が現代のライフスタイルにはあっているのでしょう。
しかし、猫は「しつけ」が一切不要という事ではありません。人間と共に生活する以上は、お互いが快適に生活できるようにルールを覚えてもらわなければなりません。

トイレはしっかりとルールを決めて

子猫の飼育を始めるにあたって、最低限必要な用品は餌とトイレトレー、トイレ砂だけと言われるほどにとてもシンプルです。
特に、トイレは猫の習性からトイレトレーに砂を入れ、室内に置くだけで猫自身が上手にトイレを使ってくれるとも言われています。
しかし、これは猫がトイレの方法を身に着けている場合の話です。

実は、生後間もない子猫、離乳直後の子猫はトイレの使い方を正しく身に着けてはいません。
ところかまわず、自分のタイミングでトイレをしてしまいます。もちろん、砂を掛け、隠すという事も身に着けていません。
その理由は、トイレの使い方は親猫の様子を見て、徐々に見つけるものだからです。人間がしつけをし、指導をするわけではないので、しつけ不要と思われていますが、実際には人間の代わりに親猫がしつけをしてくれているのです。

子猫の離乳が終わり、一人で生活ができるようになるには、生後60日ほどが必要だと言われています。しかし、ペットショップの中には生後45日前後で親元から子猫を引き離してしまう場合も多く見られます。この場合、子猫はトイレの方法を身に着ける事なく育ってしまうので、家庭に迎え入れてからも、正しくトイレを使う事が出来ないのです。
つまり、猫がトイレを覚えられない、頭が悪い、しつけが出来ないのではなく、そもそも誰からもトイレの方法を教えてもらっていないだけなのです。

子猫を家庭に迎え入れる場合には、今いる環境でトイレの砂を上手に使えているかを必ず確認をしましょう。
その上で、新しい環境に慣れる為にも、今使っている猫砂と同じ材質の砂を購入します。トイレ用のトレーは子猫でもスムーズに出入りが出来るように浅めの物を用意しましょう。

もし、トイレ砂を使ったトイレが出来ていない場合には、トイレをしてしまった時に、叱らずに、ふき取ったティッシュや便をトイレ砂の中にそっと忍ばせておきましょう。
こうする事で、トイレ砂に自分の臭いが付き、次第に砂とトイレを関連付けて覚えられるようになります。

 

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大谷 幸代

大谷 幸代愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケアアドバイザー

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