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将来を見据えて猫ちゃんの食事は完食、即片付けをルールに。

猫との生活で何より飼い主がありがたい、楽だと感じる点に「置き餌」が出来る事があるでしょう。毎日決まった時間に餌の上げ下げをしたり、餌の時間が気になって急いで帰宅する必要もありません。猫は人間と同じで満腹感を感じる脳の機能を持っています(この機能は犬にはありません)

ですから、食事の器の中に山盛りのキャットフードを入れ与えても、自分で満腹感を感じればそのまま食べ残し、時間が経って空腹感を感じてから食べるという事が出来るのです。(犬の場合、満腹感を感じる脳の機能が無いので、山盛りのドッグフードをその場ですべて完食してしまいます。)

この習性を利用し、仕事で帰宅が遅くなるので、朝の食事を器に山盛りに入れてから出掛ける、一泊程度の外泊であれば山盛りの食事を器に入れそのまま出かけるという飼い主さんもいます。慣れないペットホテルに預けるよりも、冷暖房の管理と十分な食事、飲み水があれば自宅ですごさせる方が猫には快適だからという事なのでしょう。

たしかに、猫の習性、キャットフードの品質などから考えても、この方法は間違った生活スタイルではありません。

しかし、ただ一点、「健康」という観点からみた場合、あまりおすすめできる方法ではないのです。

猫の体調不良を感じ、動物病院を受診する際には、まず最初に「食欲の状態」について問診がされます。食欲は健康状態を判断する上でとても大切な指針になるからです。

しかし、置き餌にしてしまっている場合、猫が一度にどれだけの量を食べたのか、食事に勢いがあるのか、少量ずつだらだらと食べているのかを把握する事が難しいのです。

これでは、いつから体調に異変があったのか、改善しているのか、悪化しているのかも判断できません。また、健康な猫であっても、常に器に食事が入れられている事が当たり前になってしまうと、気の向いた時に食事をするというスタイルになってしまい、なかなか食欲の把握が難しくなってしまいます。

猫の食事は、与えてから15分ほどで一旦片付けてしまう事が理想的です。

健康的な猫であれば、15分あれば十分に完食できるでしょう。置き餌の習慣がついている場合は、なかなか切り替えが難しいでしょうが、たとえ猫が口を付けていなくても、まずは15分での片付けを繰り返し行いましょう。次第に猫自身がそのサイクルを理解、時間内に完食できるようになるからです。

また、帰宅が遅くなる場合、家を空ける場合には、出かける直前に不在中の分の食事を用意するという方法にとれば問題ないでしょう。

 

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大谷 幸代

大谷 幸代愛玩動物飼養管理士、ホリスティックケアアドバイザー

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